ミラノ・コルティナ五輪のフィギュアスケートは、男子・女子・ペア・アイスダンス・団体の5種目で行われました。日本は金1、銀3、銅2、計6個のメダルを手にしました。
各種目のメダリスト、日本勢の最終順位と得点、結果を左右した場面を順にまとめます。アイスダンスは個人戦と団体戦で日本勢の扱いが異なり、団体の68点も個人戦の演技得点とは別の数字です。個人戦と団体戦の違いもあわせて扱います。
- 日本のメダル6個の内訳
- 男女シングルのメダリストと日本勢の順位
- ペア、アイスダンス、団体戦の最終結果
日本は5種目で金1・銀3・銅2の計6メダル
日本が表彰台に立ったのは男子、女子、ペア、団体の4種目です。男子・女子とも銀と銅、ペアは金、団体は銀でした。
| 種目 | 金メダル | 日本勢の最高成績 |
|---|---|---|
| 男子 | ミハイル・シャイドロフ選手 | 鍵山優真選手・銀 |
| 女子 | アリサ・リュウ選手 | 坂本花織選手・銀 |
| ペア | 三浦璃来選手/木原龍一選手組 | 金 |
| アイスダンス | ロランス・フルニエ・ボードリー選手/ギヨーム・シゼロン選手組 | 個人戦は出場なし |
| 団体 | 米国 | 日本・銀 |
6個は、団体戦の出場者を人数分で数えた数字ではありません。男子の銀・銅、女子の銀・銅、ペアの金、団体の銀を各1個として集計したものです。
個人4種目の合計点は、SPとFS、もしくはRDとFDを合わせた点数です。団体の68点は各演技の順位で決まる順位点の合計。同じ「点」でも意味が違うため、種目ごとに分けて見ます。
男子は鍵山優真選手が銀、佐藤駿選手が銅
鍵山優真選手は280.06点で銀、佐藤駿選手は274.90点で銅。三浦佳生選手は246.88点で13位でした。日本の男子3選手はいずれもフリーまで進み、そのうち2人が表彰台に並びました。
優勝したのはカザフスタンのミハイル・シャイドロフ選手です。SP5位からフリーで順位を上げ、291.58点で逆転しました。
男子メダリストと日本勢の最終順位
| 順位 | 選手 | 国・地域 | 合計点 | メダル・備考 |
|---|---|---|---|---|
| 1位 | ミハイル・シャイドロフ選手 | カザフスタン | 291.58点 | 金 |
| 2位 | 鍵山優真選手 | 日本 | 280.06点 | 銀 |
| 3位 | 佐藤駿選手 | 日本 | 274.90点 | 銅 |
| 13位 | 三浦佳生選手 | 日本 | 246.88点 | – |
優勝点と鍵山選手の差は11.52点、鍵山選手と佐藤選手の差は5.16点でした。日本勢が表彰台の2枠を占めたことが、この種目の大きな成果です。
シャイドロフ選手がSP5位から逆転
SP終了時点でシャイドロフ選手は5位。金メダル圏外からフリーで首位へ浮上しました。対照的に、SP首位だった米国のイリア・マリニン選手は最終8位です。
順位が大きく動くなか、鍵山選手は2大会連続の銀メダル。佐藤選手も銅で続き、日本は男子だけで2個のメダルを加えました。
女子は坂本花織選手が銀、中井亜美選手が銅
女子では、坂本花織選手が224.90点で銀、中井亜美選手が219.16点で銅。千葉百音選手も217.88点の4位で、日本勢3人が2位から4位に並びました。
金メダルは米国のアリサ・リュウ選手。合計226.79点で、坂本選手を1.89点上回りました。
女子メダリストと日本勢の最終順位
| 順位 | 選手 | 国・地域 | 合計点 | メダル・備考 |
|---|---|---|---|---|
| 1位 | アリサ・リュウ選手 | 米国 | 226.79点 | 金 |
| 2位 | 坂本花織選手 | 日本 | 224.90点 | 銀 |
| 3位 | 中井亜美選手 | 日本 | 219.16点 | 銅 |
| 4位 | 千葉百音選手 | 日本 | 217.88点 | 入賞 |
出場した日本の3選手が全員4位以内に入り、メダルは2個でした。千葉選手は表彰台まで1.28点差に迫っています。
1位から4位まで8.91点の接戦
リュウ選手から4位の千葉選手までの差は8.91点。上位4人は10点未満に収まり、そのうち3人が日本勢でした。
坂本選手は金メダルまで1.89点差、中井選手と千葉選手の差は1.28点です。日本勢の結果だけを見ると銀、銅、4位で、3人とも最上位グループで競技を終えました。
ペアは三浦璃来選手・木原龍一選手組が金
三浦璃来選手/木原龍一選手組は231.24点で優勝。SPは73.11点の5位でしたが、フリーで種目最高の158.13点を出し、合計順位を逆転させました。
長岡柚奈選手/森口澄士選手組も出場し、SP59.62点で19位でした。フリーには進めなかったため、この得点はSPのみです。
ペアメダリストと日本勢の最終順位
| 順位 | 選手・組 | 国・地域 | 合計点 | メダル・備考 |
|---|---|---|---|---|
| 1位 | 三浦璃来選手/木原龍一選手組 | 日本 | 231.24点 | 金 |
| 2位 | アナスタシア・メテルキナ選手/ルカ・ベルラワ選手組 | ジョージア | 221.75点 | 銀 |
| 3位 | ミネルバ・ファビエンヌ・ハーゼ選手/ニキータ・ボロディン選手組 | ドイツ | 219.09点 | 銅 |
| 19位 | 長岡柚奈選手/森口澄士選手組 | 日本 | 59.62点 | SP敗退 |
三浦/木原組は2位に9.49点差をつけました。銀と銅の差は2.66点で接戦でしたが、日本ペアは一段上の合計点で頂点に立ちました。
長岡/森口組の59.62点は、上位3組の合計点とは競技段階が異なります。順位表ではSP敗退の記載と合わせて確認する必要があります。
三浦璃来選手・木原龍一選手組がSP5位から逆転
三浦/木原組の金メダルは、SP5位からの巻き返しでした。フリーで158.13点を出した結果、73.11点との合計が231.24点となり、最終的に首位へ上がっています。
同じ日本勢でも、長岡/森口組はSP19位で競技を終えました。ペアの得点を見るときは、SPとFSの合計なのか、SPのみなのかを区別すると順位表を読み違えません。
アイスダンスはフランス組が1.43点差で優勝
アイスダンスの金メダルは、フランスのロランス・フルニエ・ボードリー選手/ギヨーム・シゼロン選手組です。225.82点で、米国のチョック選手/ベイツ選手組を1.43点上回りました。
日本はアイスダンス個人戦に出場していません。ただし、吉田唄菜選手/森田真沙也選手組は団体のRDとFDを滑っています。
アイスダンスのメダリスト最終順位
| 順位 | 選手・組 | 国・地域 | 合計点 | メダル |
|---|---|---|---|---|
| 1位 | ロランス・フルニエ・ボードリー選手/ギヨーム・シゼロン選手組 | フランス | 225.82点 | 金 |
| 2位 | マディソン・チョック選手/エヴァン・ベイツ選手組 | 米国 | 224.39点 | 銀 |
| 3位 | パイパー・ギレス選手/ポール・ポワリエ選手組 | カナダ | 217.74点 | 銅 |
上位2組の差は2点未満でした。3位のギレス選手/ポワリエ選手組は217.74点で、優勝争いに加わった2組とは点差が開いています。
日本勢は個人戦に出場せず団体戦のみ
日本はアイスダンス個人戦の出場枠を得ていなかったため、個人の最終順位はありません。男子、女子、ペアと同じように日本勢の順位を探しても載っていないのは、個人戦に出場していないためです。
一方で団体戦には吉田/森田組が出場し、RDとFDの両方で日本の順位点に加わりました。表現としては「アイスダンス個人戦は不出場、団体戦には出場」が正確です。
団体は日本が米国に1点差の銀メダル
団体は米国が69点で金、日本が68点で銀、イタリアが60点で銅でした。日本は首位と1点差で、2大会連続の銀メダルです。
団体の68点は、演技の得点を足したものではなく、各演技の順位に応じた順位点です。個人戦の合計点とは計算方法が異なります。
団体のメダル3か国と最終順位点
| 順位 | 国 | 順位点 | メダル |
|---|---|---|---|
| 1位 | 米国 | 69点 | 金 |
| 2位 | 日本 | 68点 | 銀 |
| 3位 | イタリア | 60点 | 銅 |
米国との差は1点、イタリアとの差は8点です。優勝には届かなかったものの、日本は最後まで首位を争える位置にいました。
日本の68点は、男子・女子・ペアのSPとFS、アイスダンスのRDとFD、計8演技の順位点を合計した数字です。
日本は5演技で1位相当の10点を獲得
| 種目 | 前半 | 後半 |
|---|---|---|
| 男子 | SP:10点 | FS:9点 |
| 女子 | SP:10点 | FS:10点 |
| ペア | SP:10点 | FS:10点 |
| アイスダンス | RD:3点 | FD:6点 |
10点を取ったのは男子SP、女子SP・FS、ペアSP・FSの5演技です。男子FSの9点と、アイスダンスのRD3点・FD6点を合わせて68点になりました。
団体に出場した日本勢は、鍵山優真選手、佐藤駿選手、坂本花織選手、三浦璃来選手、木原龍一選手、吉田唄菜選手、森田真沙也選手の7人です。ペアとアイスダンスは2人1組で演技し、チームの順位点を積み上げました。
個人戦のメダルとは別に、団体の銀も1個として数えます。したがって日本のフィギュアのメダル数は、金1、銀3、銅2の計6個です。
まとめ|五輪フィギュア5種目の結果を一括確認
日本は5種目中4種目で表彰台に立ち、ペアで金、男子・女子・団体で銀、男子・女子で銅を獲得しました。三浦/木原組のSP5位からの逆転、男女シングルでの複数メダル、米国と1点差だった団体戦が大会の主な結果です。
確認するときは、個人戦では選手・組の合計点を、団体では順位点を見ます。アイスダンスは日本勢が個人戦に出場せず、団体戦だけに出場した点も押さえておくと、5種目の成績を混同せずに追えます。


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